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ハラハラ帳

キリリと冷えた空気のなかで

キリ材の家具を開発しても、展示会でそれをポツンと置いておくだけではアピールは出来ません。展示ディスプレイも必要だが、やりすぎるとディスプレイショーみたいになってしまうこともあり、その辺の兼ね合いが難しい。当然、販促のツールとしての、開発商品の意図を説明するPOPパネルや、ネーミングロゴも考えたい。パネルは文字だけの構成ではインパクトが弱いなぁ、と桐の木の写真を探したが、どうもイメージに合うのがなかった。しかし、昔々、東北で野山によく写真を撮りにいったことがあり、確か桐林の写真があったはず。とアチコチ探しまわったら、あったあった。モノクロームのが。その頃はモノクロ写真、自分で現像までしてました。懐かしい。場所は山形から仙台寄りのある沼の畔、たしかカンジキ履いてウロウロと歩きまわって写真を撮った記憶が蘇りました。キリリと冷えた空気も気持ちよかったなぁ。あれから約25年、まさかその写真を使うとは。桐材、なかなか味わいのある材です。昔はほとんど国産材がでしたが、もはや国産で自然林のものは少なくなり、現在は、昔日本から移植された材が中国、南北米などで、自然林をなし、良材が安定供給できるようになっています。中島さんともうすこしこの桐材、開発を突き詰めていこうかと話をしています。
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by hararana | 2007-10-06 21:53 | Comments(3)
Commented by 羽川再生堂 at 2007-10-09 06:56 x
山形では女の子が生まれると桐の苗を庭に植えると言います。女の子が年頃になると桐の木も一人前。嫁入りの時にその桐の木で家具を作って持たせると言います。庭に大きくなりすぎた桐の木が在るのは・・・・・・。
山形に住んでいた兄の受け売りです。
20、30年先をみて・・・・・こんな風習、悪くないと思います。


Commented at 2007-10-09 07:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hararana at 2007-10-10 11:40
羽川さん、コメント有難うございます。その話し、なんとなく知ってはいたのですが、山形の話しだったのですね。
しかし、大きくなり過ぎた桐の木が庭にあるのは‥、というオチまでは知りませんでした。そりゃ、まずいですね。秘かに切り倒さなければ(笑)。