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ハラハラ帳

数百年後に残る絵

ご近所、画家の永さんが「ようやく天井画・花曼陀羅の最後の奉納も終わり、お披露目されることになりました。」と、そのパンフレットを持って来られた。

3年間、この天井画の為に個展もせず没頭してこられた大きな仕事。

一度、山の中のアトリエにお邪魔し、作品制作の途中を見せて頂いたが、2〜300枚の天井板に広大なストーリーを鮮やかな色彩のテンペラ画で描くという大変な創作仕事。
量もさることながら、それを数年間続けられるという気力に、ため息が出た。
卵を用いるテンペラ画は、油彩画のような経年劣化が少ないので、昔の西洋の絵画や壁画で用いられ今でも鮮明な色彩が保たれている。元々、そのテンペラ画の作品を多く制作されている永さんならではの技法。

なんだか、個展間際の酒友の陶芸家も含め、ご近所同世代の先輩達の頑張りには、創作の内容は違えど、実に勇気づけられる。(オートマタ作家のハガワさん然り)
札幌の個展終了後、weiさんのお疲れさん会もしなきゃですね、U先生。(笑)


場所は大分・国東半島の山の中。
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いつもの永さんの絵の雰囲気とは全く異なる、鮮やかな色彩の天井画。元グラフィックデザイナーとしての下地が発揮されているのだろうか。
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3つの間を誕生・現世・来世。春夏秋冬・花鳥虫などで描かれたストーリー。
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多分今年が最後かもと言い続けて数年、又もや最後の個展(笑)の窯焚寸前までこぎつけて、ヤレヤレのUさん。ほんとに酒は控えておられるんだろうか?
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コロナで自制されてたアトリエ展示会(毎月末)を再開されたオートマタ作家の羽川さん。動きの動画を撮りまくるメガネ女子の画家。
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by hararana | 2022-09-27 15:44 | その他の話 | Comments(2)
Commented by まつを at 2022-09-30 18:28 x
これは参りました。
機会をつくって西叡山 高山寺に拝見に行きたいと存じます。
Commented by ハララ at 2022-09-30 20:27 x
ワタシもそのうち行ってみたいな、と。 
先日、thomさんに羽川さんのPCレスキューをお願いしてしまいました。まさしく白馬の騎士です。