よくまぁこんな狭い所で‥(笑)
メーカーが製造する家具のデザインをしているので、プレゼンには1/5模型やスケッチ、図面などを用意する。自分で検討する為のスタディ模型は紙やスチロールなどなんでもいいが、提案時には模型は、撮影しリアルなイメージ写真も見せるので、ある程度精巧に作る。
それでも、小さな模型だけでは確認出来ないこともあるので(特に座り心地や構造とか)、木製で座れる実物大の全体試作や、部分試作も作ることが多い。
ただ、事務所の木工機械は小さな模型を作るには不自由しないのだが、実物となると加工も大変。なので、材料は知人の木工所に特別に木取ってもらった削り易い桐材。それでも一つのイスを作るには何週間も掛かる(途中、考えながら進めるので)。その間事務所の中は木屑だらけのさながら木工房。(笑)
以前講師で行っていたデザイン専門学校でも、教室を粉塵まみれに工場にしてしまっていた。下の階まで響くものすごい音と立てて。(笑)
理想を言えば、事務所に併設して小さな木工所があればいいんだが、いまさら大きな機械で怪我したくもないし、又、たぶんモノ作りに夢中になりすぎて肝心の立ち位置がおろそかになりそうだし。ま、残り少ない年月、30年続いているこのスタイルでやるしかないかな。(笑)
作業テーブルの下に置いた掃除機のダクトをベルトサンダー、丸鋸盤、帯鋸盤、にセットして作業。この他、ボール盤、糸鋸盤、トリマーやジグソーなどを使う時もある。もちろん手工具もいろいろ使う。







by hararana
| 2021-01-27 16:39
| 家具の話
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