ほんとの暮らし
「本当の暮らし」ではない。「本との暮らし」(笑)
元々は本棚をメインに製造していたメーカーが3年程前に、高齢の経営者に後継者がなく廃業か?というソファーメーカーをM&Aでグループにして(社員はそのまま)、オリジナルソファーの開発を始めて販路を拡げていた。
今年2月頃、メーカーの社長より夏の展示会に本棚とソファーを合わせて展開が出来ないだろうか?との依頼。イメージは「読書が出来る空間と家具」。以前から、そのメーカーとは、棚というテーマで開発を進めたり、ソファーもWEBで展開しようとデザイン提案し幾つも試作、完成していたのでコンテンツはだいたい揃っていた。
コンセプトコピーを「ほんとの暮らし」として、棚とソファーで本のある暮らしをと、展示プランを考え、先日の展示会で新しいブランドを立ち上げ、展開した。
ただ、展示会では商品を並べただけではダメ!コンセプトを伝える販促ツールや、カタログまで間にあわせる為に、急遽いつものYカメラマンに撮影を依頼し、自社スタジオにてイメージ写真の撮影。展示会前1週間は、アートディクター兼グラフックデザイナー兼コピーライターとなって(笑)ドタバタとリーフレットの原稿作成、送付。ヤレヤレと。
数日前担当者から、新しいブランドの商品に続々問い合わせや発注があるので、至急打ち合わせをしたいとの連絡。 ヤレヤレは続く‥。(笑)
展示会で中央に置き、アイキャッチとして作った、シェーズロングチェア。間口をかなりコンパクトにしているが、ゆったり感と座り心地はいい。キャスター付きだから移動も回転も楽。これが思ってたより好評。(笑) 珈琲や本を置く小さなサイドテーブルは撮影には間にあわず。






これはシェーズロングチェアを開発するときの一コマ。工場の若い職人さんを床に横向きに寝せ、直接ダンボールを切り抜いて形決めていった。死体のように横たわった姿が実に笑えた。

by hararana
| 2017-07-13 16:08
| デザインの話
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