再生する。それも新しい価値を持って。
時々、近所の莫窯さんとこで日本酒を傾ける。Uさんが卓上に並べた幾つかの盃の中から好みのをチョイス。 金継ぎで繕われ、味わいのある盃ばかり。繕われた器には新しい美しさと愛着が宿っている。Uさんの金継ぎはこれまた近所のTさんの仕事(年の半分は京都住まい)。実に丁寧で綺麗な仕事をされる。
ま、陶磁器やガラス器は割れたり欠けたりのが当たり前。それも気に入った器から(笑)。で、自分でも金継ぎにトライしてみたいなと思ったのが昨年。本を読んだり、ネットで見たりしながら勉強。この間、仕事の合間にチョコチョコとやってみた。漆は固まるまで時間が掛かるし、次行程まで放置しててもいいので仕事合間にやるには好都合。
まだ経験値が少ないのでへたくそだがこれも味(笑)。なんとなく要領も分かってきた。今まではカミさんこと料理人が器を割るたび(本人は割ったでなく、割れたと言う)又か、と思っていたが、今は何か器割らないかなと期待したりする。(笑)
サビ(漆と砥の粉で作ったパテ)が足りなかったり、繊細さが足りなかったりしてるが、まぁ、これも味わい。愛はこもっているし。(笑)





by hararana
| 2017-03-23 08:49
| その他の話
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