小さな机。
数年前に学習机のデザインを依頼された時、まず考えたのは「小さな子供は机持たなくてよろしい!」と(笑)。なので、対象は小学生低学年用をパスして、身長145~155cmの子供、155~165cmの大人(女性)を想定して進めた。シナリオは、子供時代に使ったのを大人になっても使う、又はお母さんが使ったのを子供へ譲って、あるいは独りものの為のデスク、というストーリー(多くのお父さんは机使わないし・笑)。そして、子供部屋用というより、ダイニング、あるいはリビングの片隅に置く事を想定した小さな机(w750xd500)。カタチもシンプルで機能は小さな引出し2つだけ。但し、基本のデクスに合わせてオプションで、サイドユニット、卓上シェルフ、それにシンプルな本棚も用意した。高さ変更の為に横からノックダウンボルトで、というチープさも避けたかった。ネットでの購入者のレビューの多くは、こちらの想定通りの使われ方と満足度。そういえば、我が家の娘も自宅では高校生の時でも机をいうものを持たなかったなぁ(不要だからと部屋から出した・笑)。
小さな机だから、名前はタイニー「tiny」。自宅に置いてもいいな、というモノとしてデザインした。
w750、d500 の小さなデスク。ウォルナットの引出しと引手のディテールで、一目で「tiny」だとわかる。

最初のイメージスケッチを元に1/10の模型を制作して、あとは実寸の試作へと。



by hararana
| 2015-04-14 23:02
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