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ハラハラ帳

「鯉攻め」

朝8時、役員は出刃包丁持って公民館に集合!との伝達。やれやれ、カントリーライフも楽じゃないぞな(笑)。

鯉攻めとは、町内山手にある堤の「かいぼり」(底に溜まった泥をかき回して、水と一緒に抜くという作業)なのだが、その時に2年前に放しておいた鯉を捕って、洗いや鯉こくで一杯やるべ、という町内最大の?秋のレジャーイベント。出刃包丁は、この地の名物でもある鶏料理用(約80人分?)の鶏を捌く為。

今年は市役所が募集した一般参加の人も20人(定員)、それに4つのTV局、ラジオ、新聞の取材なども入り、なんだか単なる田舎のオッサン達の楽しみが急に伝統行事に昇格したかのような賑わい。(笑)

正午に「ドンッ!」という太鼓の音で一斉に6~70人程の捕り手達が入水。あちこちで「逃げたー!」「ヨッシャー!」という声が響く。勝負は1時間弱で終了。しかし今年の鯉は7~80cmのがざらで大きかった。捕れた数百匹の鯉は持ち帰り自由。だが、みんな食べる分以外のは綺麗な水の水路でしばし回復させて再度放流、又2年後に再会となる(次はどんだけでかくなってんだよ・笑)。

泥だらけの体をシャワーで流し、2時間後には公民館での大宴会となる。


朝、取りあえずは終了後の宴会用の鶏を捌く。鶏刺身用、煮物用、鶏皮料理用、鶏ご飯用、‥にテキパキと仕分け。

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数日前には役員で水門から出た鯉を捕る梁作り。 当日、少しづつ集まり始める町民達(みんな軽トラ・笑)。

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町内に堤が2つあるので、隔年ごとに同じ池で行う。その間に鯉がでかくなるというあんばい。
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この堤には山の水が流れ込んでいるので、全く臭みがなく即食える。「鯉の洗い」は氷でしっかりと冷やされて(切り方がワイルド・笑)「鯉コク」といっしょにテーブルへと。朝に捌いた鶏の刺身、ここではこれがなくては宴会が始まらない程。醤油にキンカン(卵の初期)を溶いて柚子胡椒と薬味で食す。レバー、砂ずりの部位がコレ又旨い!
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この行事が終わると、秋も終盤となる。 ヤレヤレと(笑)。





by hararana | 2014-09-25 16:29 | その他の話 | Comments(0)