コックピットのように
家具のデザインを生業としているのだから、当然だが、家具にはうるさい(笑)。特に自分が使うものについてはひたすら使いやすさと居心地を追求。事務所の作業環境(パソコンやデスクワークの)は、もう10年来こんな感じ。5.4mの細長いデスクにL型の大きなデスクを配置。デスクの高さは67cm。通常デスクは70cm〜72cmのものが多いが、キーボード作業やスケッチなどには明らかに高すぎる(171cmの標準的身長のワタクシにも)。ま、デスクの高さというのは、椅子の座高との関連(これを差尺という)が大事なので、これも座高40cm まで下がるアーロンチェアー(ハーマンミラー社の)を使って始めて可能な高さ。オフィスチェアは実はこの高さに下がるかどうかを見ることが必要。キーボード作業用のパームレスト(取り外し可)も自作。試作を繰り返して決めた形状と堅さのバーに革を巻いたもの、これがデスクの端から絶妙の角度で(笑)取り付く。で、かくのようなコックピットのような場所で作業すると、仕事は何時間でも苦にならない(うそつけそんなにしないくせに・笑)。人間の身体というのは器用なものなので、どんな環境にもそれなりに順応するものだから、使いにくさとか、なかなか感じないもの。が、ワタクシはそれを考えるのが仕事。自分の為に考える(笑)。
取り外し式のパームレスト。昼飯を食いながらパソコン見るときは(なんと行儀の悪い)、下の伸張テーブルをもっと出してこの上に食い物(笑)。
家の書斎コーナーもなかなか使いやすい(ここで仕事はほとんどしないが・笑)。
今はここにもパームレストはつけている。

取り外し式のパームレスト。昼飯を食いながらパソコン見るときは(なんと行儀の悪い)、下の伸張テーブルをもっと出してこの上に食い物(笑)。

家の書斎コーナーもなかなか使いやすい(ここで仕事はほとんどしないが・笑)。
今はここにもパームレストはつけている。

by hararana
| 2011-04-15 14:26
| デザインの話
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