ずれる。
日常と少し違うフォルム、それが新しい機能を生み出す、ということがあります。4〜5年前にシフト(平行にずれる)したチェストの模型を作って中島さんにプレゼンテーションしたことがありますが、その時はイマイチ納得がいかなくて、製作図面までは進みませんでした。それが今回、違うカタチで2点の棚として生まれました。引出し部分をシフトさせることにより、空間に動きが出て、棚としての機能も新しくなりました。墨色の本体(タモ材)の中に赤(朱)の色のが浮かび上がり、モダンな和の空間を感じさせます。色が加わってショールームもすこし艶やかになったでしょうか。


by hararana
| 2005-07-20 15:53
| 家具の話
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