今週のおもちゃ〜!
というところから、いつもガッコウ(FDS)の授業は始まる。ま、朝イチバンはワタクシも学生も、まだ頭が回転してはないので。ドラエモンのポケットや、ヤッターマンのビックリドッキリメカ、のように何か出てくるといいのだが。ま、朝事務所を出る時にその辺に転がってる?モノの中から、適当にカバンに入れて持っていくわけです。で、先週カバンから取り出したのは、うやうやしく皮の袋に入った金玉、いや、金の玉。もう30年以上前に手に入れた、デンマーク製の<スーパーエッグ>。ズッシリとした真鍮の塊。何をするものかって?ただ、単に転がして遊ぶだけ(笑)。カードの上などに置いて、カードをスッと動かしたり、軽く指ではじくと、1回転や2回転してスクッと立つ。簡単でないから、ついつい何度もトライ。退屈な会議の時などの指あそびみたいなものです。デンマークの物理学者ピートハイン博士考案のこのスーパーエッグ、1959年に彼がストックホルム市街地にある広場の道路計画の形状を依頼された時に解答した、<スーパー楕円>の形状からきたもの。円と楕円を表す公式の一部を変えて、いろいろと検討してだされたスーパー楕円は、この後、家具やランプシェード、あるいは競技場などにも応用されて、いまではあちこちで見ることが出来る。テーブルなどでは、同じ面積のレストランでは、長方形のテーブルよりも15%も数多く収容出来、しかもスムーズな動線が可能という利点もある。
金の玉を取り出して遊びながら、実はデザインに関連したこのような話もして、授業のイントロとするわけです。ま、いつも高尚なオモチャばかりではないが。先々週はチープなプラスチックの回転トラだった(これがよく出来ていて面白く、学生からの人気もある)。さて、来週は何持っていこうか?
高さ3cmほどのちいさな金の玉。
自分のは何センチだろうか、と思わず股間に手を‥、そんなことするわけはないって。
数式を元に自分でもいろいろな大きさで、カッティングボードや、トレイなどを作ったこともある。
家具デザイナーのブルーノ・マッソンと一緒にデザインされたテーブル(フィリッツ・ハンセン社製)は有名。

金の玉を取り出して遊びながら、実はデザインに関連したこのような話もして、授業のイントロとするわけです。ま、いつも高尚なオモチャばかりではないが。先々週はチープなプラスチックの回転トラだった(これがよく出来ていて面白く、学生からの人気もある)。さて、来週は何持っていこうか?
高さ3cmほどのちいさな金の玉。
自分のは何センチだろうか、と思わず股間に手を‥、そんなことするわけはないって。




by hararana
| 2010-05-01 14:31
| デザインの話
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