ハラハラ帳

一歩、一歩‥。

先週、仕事先である家具メーカー<シキファニチア>さんを含めて、全国の特色ある家具メーカー7社の合同展示会が東京で催されました。8年前からコツコツと仕事をしてきたメーカーの始めての東京でのお披露目。お台場の倉庫街のギャラリーは天井高やスペースがあったので、半分には少し印象的な展示をしようと、升目に黒いカーペットを置き、その上に一脚づつの椅子を展示。すると予想外だったのは、ほとんどのお客さまが利き酒をするように、端から全部の椅子に座って座り比べされてた事。来場者も予想以上に多く、実り多い展示会となりました。

S社で仕事を始めて8年。いっきに花火を上げるのではなく(デザイナーが関わると、ついコンテンツの完成度よりも最初のイメージや出し方そのものにリキが入りすぎ中身がついていかず、営業的にも成果をだせずに尻すぼみになってしまう例をイヤと言う程みてきたので・笑)、コツコツと年に1~2タイプでもいいので、末永く続く商品開発をと(又、できるだけお金を掛けず(笑)統一したイメージで、カタログやWEBサイト制作、写真撮影もすべて原デザイン室で)、ようやくオリジナル商品もすでに30点以上もつメーカーとなり、全国のインテリアショップでの認知度も上がりました。しかし、まだまだ、これからこれから‥。

我々も改めて、微妙な座り心地の違いを確かめる機会となりました。(笑)

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商品のディテールパネルをディスプレイするのは、いつものやり方。(これでS社のブースだとすぐわかる)

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新作のソファー(これはワタシのデザインではない)と、ラウンジチェアを組み合わせてリビングのシーンを提案。
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スツールなども少しづつ増やして。
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もう少しスペースがあるとカーペットの間隔をもっと拡げられたが。 左右には別のメーカーのブース。
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# by hararana | 2016-11-14 10:54 | Comments(0)

コッペパンスツール

「チョイスツール」。いわゆるカウンターと組み合わせてつかうハイスツールではなく、立ち姿勢と座る姿勢の間で、チョイと腰をあずける椅子をと、5年ほど前にデザインしS社で商品化。座面は2本のバーを微妙な角度と隙間で構成し座骨が当たらない為以外と座り易く、今でも順調に販売されている。(Gマーク申請はしてない)

「コッペパンスツール」。コンセプトは同じだが、さらに前後がなく柔らかな座り心地でコンパクトなハイスツールをと、今度は椅子張りが得意なN社にて開発。ソファーも作っているメーカーなので、小さな座面は革や布などの端切れが有効利用できる。使う人の身長に合わせて、高さも3タイプ用意した。

メーカーより先日、グッドデザイン賞に選定されたとの連絡があり。

「カタチのバリエーションでなく、座るということを再考察して、新しい座の道具を開発する。」というコンセプトを審査員が読み取ってくれたのと思う。同時にデザイン依頼を受けたウィンザータイプのスィベル(回転)チェアも今年のグッドデザイン賞を受賞。

仕事を始めて3年目のN社とのデザインワークも少しづつカタチになってきただろうか。


「チョイスツール」‥自宅では、壁掛けの電話の側の置いて、チョイ掛け愛用。

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「コッペパンスツール」‥メーカーのカタログより

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左は3タイプの高さの商品。 右は、最初に自分で試作したもの。大きな原寸図面を描くときに全体が見られていい。

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[審査員の評価コメント]

<ホームユースにおける、スツールの役割を再考し解答を出している。立つでもなく座るでもない、メーカーの言葉を借りれば「チョイ掛け」という潜在的な需要に対して、どんな形であればよいか?ということに素直に向き合っている。言い換えれば、多くのことを目指すのではなく、その一点のみに集中したことで、ユーモラスな表情を持つスツールが生まれている。日常生活において、もうひとつ加えてもいいチェアである。>








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# by hararana | 2016-09-29 14:58 | デザインの話 | Comments(0)

ドンブリからロボット。

始まりはFBで大学の先輩Kさんの奥様の投稿で、チキンラーメンのノベルティ丼を見て、その丼を手に入れたこと。その関連投稿にチラッとなにやらチキンラーメンカップの変なモノが写っていたので、早速調査。どうも数年前のノベルティグッズで、もはや手に入らないロボタイマーというものらしい。

なんとも欲しくなり、オークションで数回のトライのあと、2012年のカレーヌードルのを手に入れた。ラーメンが出来るまでの3分間、喋りながら動き続ける(しかも喋りは何種類かある)こりゃ、面白い!

その後、我家のオモチャ大臣のカミサンから、別のタイプのも手にいれろ!との指令(笑)。またまた、オークションで「2013年版カップヌードル花のワルツ」を数回のトライのちゲット。これはさらに進化し、かなりの芸達者。

日本のロボット技術の凄さ,ホンダや石黒博士よりもこちらの方にいたく感心している。今日も帰って、久しぶりに声を聞いてみるかな。(笑)


右が2012年版のカレーヌードル、左が2013年版のカップヌードル花のワルツ。

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カップヌードル丼は、シリコン製の蓋はいいが、どんぶりは口当たりが悪くイマイチなので、今は蓋のみ使用。

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とかく我家は大臣のおかげで、オモチャや変な人形だらけ。

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動画は3分間続きます。(笑)

カレーヌードルロボタイマー

カップヌードル花のワルツ




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# by hararana | 2016-09-27 09:01 | その他の話 | Comments(0)

事務所を新築(笑)

毎年数回開設するサテライトオフィスの建物を新らしくした。
25年程前、アメリカの通販でL.L Beanの大きなシェルターを購入(当時はまだネット販売も無く、Faxで注文して船便で到着)毎夏に酷使し、ポールは何度も修理したが、縫製部分がもう限界。とっくの昔に廃盤なので、同じタイプのを数年探してた。今春にKELTYのMOON SHADOWというのを見つけたのだが、アッというまに取扱い終了。
仕方なく探しあてた安物シェルターを手にいれ、昨日、テストを兼ねて、今年初のオフィス開設。ややチープさが不満だが、ま、なんとか快適な風通しの良い日陰が確保できて一安心。
ウィークディに行くサテライトオフィスの場所は事務所から車で15分、松林の中を歩いて300m。
なんてったて東西4Km程のビーチの真ん中、車で近寄れないので人が少ない(8人以上みたことがない)。ビールは午前中のみ、後はノンアルビール、鉛筆と紙でやる仕事、本、ipad、昼寝。電話が掛かってくると、波の音(笑)。
さて今年は何度行けるか?

上が昨年までのシェルター、脚が自由に広がるので、低くすれば陰も大きくなる。下の新しいのは、三角のヒモがあり形が固定、又ポールとシェルターが一体なので、風に対してこちらの方が弱い。
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西側を望む。潮が引いている状態。日中、海風があるのでパラグライダーが行ったり来たり。
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おや?こんなとこにホームレスが(笑)。
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事務所内観(笑)。机持参でビーチに来てる人、見た事無いねー。
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半裸で、いつでもごろりと昼寝。至福のひととき。空には、静かに煩いやつらが。(笑)
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# by hararana | 2016-07-20 11:09 | その他の話 | Comments(2)

楽しい撮影

仕事で家具の撮影をすることがよくあるが、元々写真撮るのは好きなのでデザインワークの気分転換にもなり、仕事とは言え苦痛ではない。
だが、それ以上に仕事を離れて撮るのは楽しいし、特にその対象が美しいモノであれば面白いに決まってる(美しい女性であればさらにいいんだがそういう機会がない・笑)。
親しい陶芸家Uさんの器や、奥様Kさんの織物の撮影などはいつも撮影意欲をかき立てられる。
油滴天目という黒地に斑点模様の器の撮影をたのまれた。艶のある黒地は回りのものを映し込むし(それも鉢なので180°)、立体感を出しながら模様も出さなければならない(器の外側も油滴模様)。
あれこれと試みて、こりゃ簡単スタジオ作らなきゃ無理だわ、と(笑)。
で、あまり外光が強くない雨の日を見計らって、事務所にタコ糸を張り、トレペで長い簡易デュフューズ(光を拡散)ボックスを作り、お手伝いしたいというUさんの申し出は、ジャマだからと断わって(笑)、ライティングは事務所天井の蛍光灯を部分的につけただけで、パシリと。
出来にはまだいろいろ不満はあるが、ま、今回も楽しい撮影だった。
Uさん、次は何を撮影します? えっ、まだ焼いてないの!
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酒飲みが酒器を作っておられるわけで、これも楽しいだろうなぁ(笑)。墨流しの片口と盃。
莫窯専用の簡単に組立てられる撮影台を作っている。背面の板は2段階に角度調節可能なり。
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ほとんどは自然光で撮影。酒と肴は撮影後、ま、一献、と。(笑)
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固い焼物と正反対の柔らかでカラフルなKさんの織物。これも又、撮影対象としては面白い。
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Uさん、次は何を撮影します? えっ、まだ焼いてないの!
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# by hararana | 2016-07-13 17:36 | その他の話 | Comments(0)

商品化の順番

木製のチェアをフォルムで分類するとその一つに肘から背にかけてU字型になっているタイプがある。
それも有名なH・ウェグナー大先生のザ・チェアのように脚から肘の接合部が一体となったように削り出されたのは、昔は手仕事でしか作り得なかったのだが、最近の3次元NCマシン(コンピューター制御で削り出す機械)では比較的簡単に製作できるようになったので、あちこちのメーカーで似たイメージのモノが出ている。
S社で一年半前にデザインしたフックというU字型のチェアでは、そのような手仕事的なイメージとは違って、仕上げたパーツを組み合わせて構成するという工業デザイン的なアプローチで進めた。
当初から背も木製の案はあったのだが、市場に出ている商品との違いを際立たせる為、まずは背を張りにしたタイプで発表。それがようやく浸透し始めたので、先日の展示会では、当初の木製背タイプを追加発表。好評のようで一安心。
なかなか座り易いので、ワタシも一脚購入しとこうかな(デザイナー特別価格で?笑)。

鉤状の背のイメージで名前は、Hook(フック)。単純(笑)。
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1/5の模型で背の形状を何タイプも作って検討。
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削り易い木で1/1の背や、接合部のディテールを製作して検討。背は図面からでなく、作りながら背当たりや量感を確かめて決めていく。柳メソッド。
ここまでは、デザイン提案の前に自分の工房(というよりコーナー)で製作するので、事務所は木屑だけらけ(笑)。
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# by hararana | 2016-07-08 11:10 | 家具の話 | Comments(0)