ハラハラ帳

模型も機械で‥

もう何十年も家具の図面を描いたりしてますが、縮尺して描かれたものが実際の原寸大になったり、又、平面に描かれたものが実際の立体になると必ずと言っていいくらいギャップを感じます。その差を確認するには、とりあえずカタチにしてみる、というのが一番てっとり早い方法です。で、直ぐに模型を作ったりするのですが、その時に一番重宝するのは、写真のミニテーブルソー。家具工場にある木工機械の昇降盤のごく小さなタイプです。実物と同様、模型を作る場合でも、先ず、部材を真直ぐに切ったり、直角を出したり、寸法を揃えたり、ということが正確なカタチを作る上では重要なこと。そんな機械が直ぐに使えて、材料がそばにあるのが、我が事務所の必須なことです。中島さんとの仕事でも、図面だけでなく模型があると、工場の職人さんはすぐに理解してくれます。この小さな機械、手に入れにくくなったんですが、FDSでもすぐに備えつけてもらいました。
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# by hararana | 2005-12-21 11:00 | デザインの話 | Comments(0)

作品と製品と商品

FDSという学校で週一度、若いデザイン学生相手に講師、というより一緒にデザインを考えていますが、なかなか面白いアイデアに出合うこともあります。巷でも、デザインという言葉が普通に語られ、その行為に誰もが参加できる土壌も育っています。特に家具などは工業製品というより、簡単な技術と材料でガレージでもできるものもあり、デザインの対象としては取っ付き易いものの一つです。ただし、アイデアを形にするだけでは単なる「作品」。メーカーで製作されたというだけでは単なる「製品」。必要なのは、イイナという「製品」ではなく、買おうという行為にまでさせる「商品」です。アイデアだけでは、商品まではいきつきません。で、私がディレクターとして、学生の優秀なアイデアを商品化する、いわば産学プロジェクトをやることにしました。メーカーである中島さんも乗り気です(商品になれば、ロイヤリティ契約)。ただ、よほどのモノでないと試作までも行きつかないでしょうが。とりあえず、今、1つの案が試作までいきそうです。ガンバレヨ。
FDS 福岡デザイン専門学校 www.fds.ac.jp/
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# by hararana | 2005-12-05 18:26 | デザインの話 | Comments(0)

コンパクト

コンパクトというのに魅かれます。なんにでも使えるビッグなダイニングテーブルなどは別ですが、独りで使うものはコンパクトがいいという考えです。それも単に小さなというだけでなく、内容がグッと凝縮されたものです。普段乗ってる車も3.6mにも満たないコンパクトなものですし、デジカメなんかも小ささにひかれて何度買ったか(デジカメフェチという人もいます)。特に住宅などは、自宅近くの田舎邸宅や六本木ヒルズIT長者のマンションならいざしらず、平均すると決して広くはありません。そんな住まいの中で使うプライベートなデスクをいくつかデザイン、商品化していますが、写真の模型は2年前に作って、いまだアレコレと考えを巡らせている途中のもの(蝶番はセロテープ)。そろそろ、まとまりそうですが‥。
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# by hararana | 2005-11-15 09:25 | デザインの話 | Comments(0)

ベーシック家具

このブログでは、中島製作所の家具で、変わったカタチのばかり紹介しているようですが、家具って、それだけじゃありません。インテリアアイテムとしての家具には、ベーシックなモノがあって、プラス「ナート」シリーズの様な暮らしを楽しむ家具もあるというのが、我々の考えです。現在、そんなベーシックなキャビネットを開発中です。ただ、ベーシックだからといっても、どこかしら、中島らしさ、他にない雰囲気は必要です。以前、写真のような「BONA]」シリーズという家具を開発しましたが、これもシンプルで、なかなか好評でした。ただ、ブナ材の白木が当時、いまひとつ澄まし過ぎた感もあり、今は廃盤にしています。提案には時代の背景もあったりするものです。今進めているのは、もう少し、ウッディで暖かみのある家具にしよう、と、中島さんと、いろいろ検討中です。新しい、ベーシックなキャビネット、 乞う、ご期待ください。
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# by hararana | 2005-10-29 21:01 | デザインの話 | Comments(0)

万人の為のモノではないもの。

既製品として、なかなかあるようでないもの、奥行の極めて薄い棚。部屋の中には、CDや、文庫本、飾りたい小さな品々などたくさんあります。それに、奥行がないと部屋の広さを損ないませんし、便利な棚なんですが‥。何故ないのか?それは倒れるからです。じゃ、壁に固定しよう、といっても上部に小さなビス一本でいいんですが。しかし、賃貸マンションや、ボードの壁では取り付けられません。だから既製品としては市場にはないのです。しかし、取り付けられる壁を持ってる人だって、たくさんいます。だから、そんな人に向けての商品開発にしました。すべての人に使い易いモノが、ある人には使いにくかったりすることもあります。万人の為のデザインではなくて、使う人を想定したデザイン、そんな棚、メイズ(maze)を作りました。先ずは我が家に置きたいナ‥と。
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# by hararana | 2005-10-11 19:14 | 家具の話 | Comments(0)

名前に悶々と

家具をデザインするときには、最初からそのイメ−ジにあった名前が頭にあることもありますが、製品が出来てから、ネーミングを考えることが多いものです。なんとなく和風っぽくなったり、リアリティがあり過ぎるので、日本語で付けることは少なく、多くは外語、ときには言葉をもじって造語にしたり。それも、ナルホドと思わせるような名前を考えなくては、と。その作業が辛くもあり、又楽しくもあります。家具では、カッシーナ社のネーミングがいいですね。絨毯が立ち上がったようなソファーには「シンドバッド」、クッションを形づくる大きなファスナーがデザインポイントの「カーディガン」とか。さてさて、今日も、<覚え易く><製品がイメージ出来て><言い易く>しかも<ウィット>に富んだ名前を考えなくては。ウ〜ム。
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# by hararana | 2005-07-31 09:25 | 家具の話 | Comments(0)