ハラハラ帳

時間がないというのは言い訳なのでしないが‥(笑)

昨年末にデザイン依頼を受けて進めていた佐賀市役所の1Fロビー家具が先日の納品にてようやく完了。ヤレヤレ‥と。

最初の打合せで行った時にはロビーの改装工事はすでに進行中、依頼を受けてから最終製作図面や仕様書などを提出するまで3ヶ月の短期決戦。デザインは図面だけで終りと思っておられる?(笑)数名の担当者との打合せでは、いろんな要望が(ま、当たり前だが)。建築と家具の全体の空間を統括するディレクターは?と聞くと、居ないと言う。家具を製作するメーカーは?入札で県内や近郊で分けて発注したいと言う。通常ワタシの仕事では、製作するメーカーの技術や特徴を掴んで始めてデザインの提案が出来るものなのだが‥。

時間が限られてるので、とりあえずこちらからスケジュール表を作り、ヒアリンング、コンセプト提案、模型や図でアイデア提案、最終的に決まると、仕様を入れた原寸製作図や、ディテール模型、などを提出して、デザイン作業の仕事は終了。製作管理の仕事は発注内容に入ってないので、試作チェックもなく納品当日に製品を見る事に。(笑)

一発勝負の特注仕事だったが、座り心地、使い勝手、構造、仕上がりはほぼ予想通り(その為に何度も模型や原寸ダンボール試作で確認したわけだから)。役所の担当者さん達からは座り心地から手触りのディテールまで大満足とのメール。あとは実際に使われる市民の皆さんがアレッ?いままでと違っていいねー、と言っていくれればOK。(笑)


家具全体は木製で、というのは基本コンセプトのひとつ。

コの字形のカウンターに添って配置されたベンチはこの4倍ほどの数量。窓口のサインの色に合わせ、ベンチの背張りの色を変えて一目で場所がわかるようにされている。ベンチは2シーターから4シーターのテーブル付まで5タイプあるので、システマチックな構造で張替も簡単に出来るようにして。又、多くのベンチが並ぶので、雑然としないようカタチはシンプルに。

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カウンターチェアには多くの要望があったので、それをカタチにして提案。これも全部で80脚程。座り心地やポジション、多様な人へ配慮した機能、などを盛り込みながも出来るだけスッキリとまとめて。

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最初に描いたスケッチ。
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検討模型。他にもあまりにたくさんあったので、正月休みには、Sデザイナーにも手伝ってもらって。(笑)

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下はいままでのロビーの写真(昭和の香り?笑)。う〜む、県庁所在地の市役所としては?‥ね。

カウンターチェアにイームズのアルミナムシリーズが使ってあるが、座高は低い、座面は倒れ過ぎ(チルト機構)、重いなどで、使ってる人は皆、座面の前端にちょこんと座って使用してる有様。20万もする素晴らしい椅子を適材適所に使ってないという悪例(笑)。誰がセレクトしたんですか?と聞くと以前改装をした建築家だと。ったく。
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ま、そんなこんなで、通常はメーカーと一緒に継続生産販売する家具のデザイン仕事が多いのだが(Tendoに居たときはこのようなコントラクト(業務用)家具の開発もさんざんやっていたので頼まれればやるが)、ホントは日常自分で使う家具のデザインが一番興味があるので、今回は特別。もう、あんまりやりたくない。(笑)

あ、秋には2期工事の市民ホールの家具などがあるのか。‥












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# by hararana | 2017-07-04 10:53 | 家具の話 | Comments(0)

北の酒場でちょいと呑みながら。(笑)

一応仕事で行ったのだけど、「旭川に行くなら是非ともそこへ行って、大将、女将さんによろしく伝えてくるのだ!」とのご近所の陶芸家Uさん(北海道出身)の指令。ということでやや遅い時間に(早いと多いだろうから)訪ね、居心地の良さに次の日の夜も(笑)。

70年の歴史を刻む竃や直火ちろり。北の地の旬の野菜や肴。日本酒通の粋な女将さん。観光客でなく、地元のオッサン達に愛されてるということがよーくワカル。

巷に溢れる、高級貴重評価を売り物にするオシャレな街中の店や郊外の隠れ家的店。シェフがどうした?ミシュランがどうした?SNSでもてはやされる情報の陳腐さにいつも笑ってしまう。継続こそ大事なこと。歴史の重みはウソはつかない。

ブランディングばやりの風潮。ブランドって作るものでなく、継続から生まれるもんだがねぇ。(笑)


細い陶製のちろりは清水焼。それに合わせて作られてた焼き付け器がなんともいい。

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背筋をピンと伸ばし、割烹着をキリッと着こなした女将さん。じつに粋。
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新鮮な北海シマエビをチュバチュバとしゃぶり、根曲がり竹を焼いてもらう。自家製の塩辛もいい塩梅。2杯目からは、あのチロリを味わいたくて(笑)ぬる燗をつけてもらう。隣のオヤジがホッケを食えと皿を差し出す。(笑)
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# by hararana | 2017-06-30 13:55 | その他の話 | Comments(2)

難しい。けど楽しい。

春先に陶芸の手回し轆轤を買って、なにやらわけがわからぬまま、いろんな道具を作ってたりしていたお座敷陶芸はその後どうなったか?。(笑)

ご近所の酒陶人先生にいろんな種類の陶土を頂いて、ポイントごとに助言を仰ぎながら、休日などにちょこちょこと目的である酒器作りに挑戦中。

なんせ始めての陶芸、頭で描いたカタチにはまるでならず、予想外のカタチに、これが又面白い。つい、デザイン模型を作るように綺麗につくろうとするが途中で「果て?オレは何やってんだ?型で成形してるんやないだぜ、手で形作るということの意味ことを考えんかいっ!」と立ち止まったり、作為と無作為のことを絶えず思ったり、と。

又、土の乾燥と変形は木材どころはない難しさ。ただ作るモノが酒器で、それも自分用ということで、基本お気楽陶芸。こりゃとても仕事ではやれないなと。あらためて酒陶人先生のすごさがわかる(ようやくわかったのか!笑)。

今はまだカタチにしているだけで、まだ考えてもいない、化粧掛け、釉薬、絵付け、などなど、これからさらに楽しみはいくらでもありそう。


作るのは盃、酒肴用の小皿、片口など。これから、向付の小鉢、刺身醬油皿、珍味入れ、なども作らなくては。(笑)

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金属カンナ以外のヘラ、コテなどは事務所で模型製作の合間に作る。これも又楽し。阪本さん、竹材料アリガトね。
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簡単かと思い最初にタタラでの板皿を作ったら、実はこれが反りで難しい仕事と始めてワカル。(笑)
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陶土の扱いは乾燥との戦い。夜中にパジャマ姿で、ほどよい乾きの時に底削り。(笑)
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さてさて、こんな具合でこれかもお気楽陶芸酒器作りは続くのであった。







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# by hararana | 2017-06-20 17:54 | その他の話 | Comments(0)

窓を開ければ~

と歌ったのは淡谷のり子だったろうか(古いなー・笑)

我家の料理人、最近お腹の調子がイマイチだ、と。聞くと、毎日食卓の上にビワ(これが甘くて美味しい、)があるので、ついつい食べ過ぎてしまうかららしい。

家の東側は1km先まで家がない田園風景。夏場は東側福岡市との境の高祖山より朝陽が上り、午前中は吹き抜けの天窓と腰高のワイドな窓よりサンサンと陽が注ぐ。

なので日除けを兼ねて、右側の窓外には枇杷の木、左側には支柱をし夏前に毎年ゴーヤを植えている。窓から手を伸ばして穫るのに丁度いい高さ。今の時期はビワが沢山生り、夏から秋はゴーヤがたわわに実るという窓外菜園。

で、窓を開ければ~、鋏でパッチンと。(笑)


やや小粒ではあるが、とっても甘い枇杷。料理人、今年は擦れてキズがつかないように袋掛け。高くなリ過ぎないように剪定。ゴーヤは毎年土を入れ替えてるので、夏から10月ころまでたくさん実る。食べる直前にパッチンと。(笑)
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窓の枇杷は今の写真。すでに半分以上食ってしまった。左のゴーヤは昨年夏の写真。窓から少し離して設置した逆L型の支柱とネットに這わせているので風通しもよく、取り易い所ににぶら下がるので塩梅よろしい。
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家の2階より東側を見る。山の向こうは福岡市。30年前からまったく変わらない景色、田舎だなぁ(笑)。今時分、そこの橋のところで蛍が乱舞。
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# by hararana | 2017-06-01 18:41 | Comments(0)

畑の季節

5月から梅雨前の6月に掛けてが畑作業が一番楽しい時期。春に植えた夏野菜は次々と花を咲かせ実を生らし始める。よく見ると野菜の花もそれなりに美しい。作冬に植えたマメ類はビールと共に食べ尽くし(笑)、ジャガイモ(年に2回)、タマネギの収穫時期。収穫後はテキパキと肥料を漉き込み、再度これから植える野菜の畝作り、ポットで育てた苗を植える。夏の暑さや虫などもまだ少なく、快適な畑作業。5月の晴天や風が心地よい。オーバーホールした耕耘機も快調。今年も新鮮で旨い野菜で死ぬ程健康な食生活が送れそうだなぁ(笑)。

・終わったもの  キヌサヤ、エンドウ豆、キャベツ、大根、カブ、人参、ブロッコリー、レタス

・収穫したもの  タマネギ、ジャガイモ、ソラマメ、

・これから収穫  キュウリ、ナス、トマト(4種)、ピーマン、シシトウ、インゲン、ズッキーニ,ゴーヤ、人参、リーフレタス

・植えなきゃ   ツルムラサキ、シソ、ルッコラ、落花生、オクラ、枝豆、シカクマメ、トウモロコシ


5月の畑は花盛り

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日曜日、ジャガイモ(メークイン)、タマネギの収穫。 今年の出来は?なかなかよろしい。
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夏野菜も順調に生育中。畑作業のコンセプトは、ある程度テキトーに、それでいて十分な成果を。(笑)
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# by hararana | 2017-05-29 18:48 | その他の話 | Comments(0)

道具を作ることから。

陶芸で盃や小皿を作ってみようかと手回しロクロを手に入れて喜んでいたら、粘土でカタチを作るにはまず、自分で専用の道具を作るべし!と陶芸家U先生が古い粘土削りカンナをたくさん持ってきてくれた(他のいろんな道具も)。これを自分好みにカットして刃を付けよ!と。この道具作りもなかなか楽しい。しかし、料理人からは、まだ手で一度も粘土すらこねてないのに、道具ばかりが先行してるんやないの!とするどい突っ込み。(笑)

何かを作る道具がなければ、それを作ることから始めよ、と柳宗理先生の事務所にはいろんな自作の道具があった。必要とする道具が既成でなければ自分で作る。考案する、創造するというということはデザイン行為の中での根幹。今は、パソコンなけりゃデザイン出来ないじゃ話にならないよ、と。(笑)

事務所でのプロダクトデザインの作業では思い立ったらすぐに木材で模型が作れるように、道具や材料はいつでもスタンバイ。イスのデザイン提案では座れる実物大の模型でプレゼンするので、ちいさな電動機械や手工具などもいろいろと増え、少しづつ機動力と使い勝手もいいコーナーになった。(いわゆるカッコイイ、クールなデザイン事務所の雰囲気は皆無だがね。(笑)

粘土用のカンナ製作中。鉄ノコでカットして、グラインダーやベルトサンダーで刃付け。
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豆カンナの刃の出し入れ用に作った豆トンカチ。その下は小さな模型専用作業台。
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模型製作は事務所のコーナーなので、ペーパー掛けすると木粉が舞う。作業テーブルの下の掃除機から伸ばしたダクトで吸い込みながら。フレキシブルアームは蚤の市で手にいれたすぐれもの(廃校になった小学校の理科室の備品)。使ってるる木材は柔らかく削り易い桐材を厚さ指定して1年分購入。
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これは、昔天童木工を退社する時、工場の職人さん(木型作りの名人)からプレゼントされた手作りの豆カンナ。刃はシャーリングという大きな機械の超硬の刃を割って作ったもの。重宝している。アリガトねMさん。
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事務所の工作コーナー。なんだこのゴチャゴチャは。(笑)
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反対側のドラフターコーナー。三脚テーブル(高さ変えられて便利)の上のペーパーナイフは鉄ノコの刃を改造して作った大きなA0トレペ専用(実に使い易い)。向こうは定規用浅引出しをもつオリジナル道具いれワゴン。当初,自分用に作ったコッペパンスツールは昨年N社より商品化された(Gマーク商品)。
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# by hararana | 2017-04-12 19:24 | デザインの話 | Comments(0)