ハラハラ帳

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川の字に寝る

数年前から、県内のベッドメーカーから依頼され家具の開発をしている。もともと子供用2段ベッドをメインに作ったり輸入していた会社なので、その分野を生かして、国産ひのきの間伐材を使って、ベッドや子供用の家具などをデザイン。但し、子供用家具とはいえ、子供から大人になっても使える家具というコンセプトが下地にある。2段ベッドもしかり、ある程度子供が大きくなれば、シングルベッド2つに分けて使えることは必需(簡単に組み立て分解可能)。SGマーク(Safety goods 安全な製品)を取っている為、デザイン上の制約は多い。(特定の場所では、90mm以上の空きはダメであるとか・子供が身体を挟まないように)。今夏、新しく追加したアイテムは、「2段ベッドを使う前の幼児は何処で寝るのか?」ということから、川の字スタイルにもなるベッドを開発。この3変化のベッド、結構好評。現在、メーカーにて特許申請中だそう。

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2段ベッドが、同じカタチの2つのベッドに変化。側の手摺りは取り外し可。手摺りが付けられるということで、年配のご夫婦が購入されることもあるとか。
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ジョイントして川の字スタイルで。メーカーの関係者をモデルに撮影(笑)。スポークは取り替え可で色を選べる。
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by hararana | 2011-11-28 11:59 | 家具の話 | Comments(0)

あの手この手でカタチを作る。

先週はイスの原寸模型を段ボールで格闘し制作したが(これは実際に座れる)、今週は別のデザインのイスを紙で作った。これはカタチを見る為だけのもので、座るとペシャッと壊れる(笑)。プロダクトデザインというのは、いくらスケッチや、図面、レンダリングでカッコ良く見えても、実際の大きさで全ての角度から見てみないとわからないもの。その為、実材での試作に入るまでに、あらゆる手段でフォルムの途中確認をする。その為我が事務所では、よく紙で実物大のカタチを作る。ま、どんなものでもカタチだけなら作れないモノはない。
昔、天童に居た時、厚紙で実物大のイスを作ってデザインを検討してるとき、当時上司の乾三郎常務(座卓のデザインで有名)が話しかけながらその紙のイスに座ろうとし、危うく大声を上げて制止したことがあった。腰を痛打し、大変なことになるところ。(笑)

今回の丸棒でのイス、なかなか面白くなりそう。試作へと入れるといいのだが。そういや、実物大で座れない陽炎のような紙模型、ワタシ以外に作ってるデザイナーを見たことがないなぁ。(笑)
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これは、20年前に某メーカーの為にデザインし製品化した、チック(ひよこ)チェアー。左が試作に入る前に作った実物大の紙のイス(脚も紙)。勿論、ネコが座ってもペシャッとなります。(笑)。右が実際の製品となったモノ。
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by hararana | 2011-11-14 15:28 | デザインの話 | Comments(2)

人は生まれながらにして平等ではない。(笑)

「友、遠方より来たる。」という時に是非見せたいモノが、と、ドライブがてらいつも連れていく所は、車で30分ほどの唐津の曳山展示場。11月の「唐津くんち」で使われるこの漆の一閑張りで作られた巨大な工芸品の山車。町の中での姿もいいが、この展示場に入ったとたんに目に飛び込んでくるライトアップされた山車は、いつ見ても素晴らしい(もう数十回以上観ただろうか)。江戸から明治初期にかけて製作された14体の山車は、絶えず補修され、いつも美しさを保っている。今年はUさんに誘われ、くんちの時の唐津市内の酒宴におじゃましました。美味しいお酒と料理の数々。いやいや堪能しました。Tさん、ご馳走さまでした。その後、市内を走る曳山見物。山車もさることながら、いつも感激するのは、曳子の子供達のハツラツとした顔や法被姿。「エンヤ!エンヤ!」のかけ声で、くんちに参加する町内の人は、毎年この時期合わせて帰ってくるらしい。実にうらやましい。自分は何故、この地に生まれなかったのか、と。金持ちや名士の家に生まれなくてもいい、唐津市民に生まれたかった。人は生まれが平等ではないのではないか、と(笑)。くんちに参加している子供達は、毎年、あと50年以上この楽しみが味わえるのか。実にうらやましい。(しつこいなぁ・笑)

女の子の曳子は、参加出来ない町内、あるいは中学生までとか、まちまちらいしい。もちろん大人の女性達は祭りの宴の用意で連日大忙し。
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9番曳山1819年作「信玄の兜」と1番曳山1869年作「赤獅子」の恥ずかしい後ろ姿。(笑)
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こんな工芸品、外に持ち出していいの?という程の曳山。博多山傘のみこしとは雲泥の差。(笑)
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by hararana | 2011-11-06 12:33 | その他の話 | Comments(0)

お尻の研究

新しいイスのデザインをしている。精巧な模型も作り製作図面も描いたが、問題はお尻。今回は、座ってみた感じ、新しいお尻の感触を試みたい。実物大で座面を作る。スタディモデルなので、材は柔らかい桐で製作、それでも結構これは大変で時間も掛かる。幸いに試作に入るのは来年なので、時間はたっぷりある。パソコンや、ドラフター作図仕事に合間に、コツコツと作業。もう一タイプ、お尻に新しい感触を与えるスツールのアイデアもあり、これもそのうち実物大試作の予定。目を瞑って感じるデザイン、これもなかなか面白い。

事務所の壁に昔から貼ってある写真。もしかしたら、尻フェチなのかも。(笑)
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天童木工の職人さんに、餞別にもらった、ミニ反り台鉋が役に立つ。
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これは以前に削って作った座面のひとつ、ときどき座って感覚を確かめる。
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by hararana | 2011-11-03 08:46 | デザインの話 | Comments(0)