ハラハラ帳

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木の粉にまみれて

デザイン学校(FDS)の卒業制作の時期。最後の追い込みで、学生は連日夜遅くまで木の粉にまみれて奮闘中。自分でデザインした家具をボードやモデルでプレゼンテーションするのだが、数年前から実材で実物の大きさで作りたいという学生が続出。木製、金属、プラスチックなど、工場設備があるところだといいのだろうが、ここは赤坂、福岡市の中心部。で、この時期は普段の教室が工場化。ドンドン、ガーガーと、いやまったく、他の教科の教室に申し訳ない。しかし、プロダクトデザインは卓上から生まれるものでなく、作って始めて解ることが多い。やりたいという学生には大いにやらせる。ま正直、製作に付き合うのは非常に大変なのだが(笑)。DIYの店などでは手にはいらない材料がいろいろと必要な場合もある。仕事上で付き合いのあるメーカーに協力を仰ぎ、安価に仕入れてもらったり、無償で提供してもらったりと、時には学生をメーカーに連れていくこともある。日頃、パソコン作業には慣れてる学生達も、木の粉にまみれ、人の製作を手伝ったり、始めて経験する作業も多い。しかし、それが後で、糧として生きてくるし、懐かしい思い出ともなるはず。優しいワタクシ、つい「そこ!、違うだろっ!」と怒鳴ってしまうのである。卒制審査日まであと10日。くれぐれも怪我だけはするな〜。

FDS卒業制作展 環境デザイン科は2/10(水)〜2/16(火)

デザインでも、モノ作りの現場ってのは、大変なんデス。
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内田突板さん、大きな突き板何枚もご提供有り難うございました。
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by hararana | 2010-01-31 15:51 | デザインの話 | Comments(0)

風見猫

風見鶏ではない、猫である。対馬に姉が居るのだが、もう随分前から近くの木工の教室に通っていて、いろいろと作品の写真を送ってきたりする。先生が元大工さんで、結構、厳しいらしく、先ず、授業の始めはカンナの刃研ぎから始まるという事。なかなか本格的。歳をとってモノを創るという趣味を持つのも、又よろしい。作品の犬小屋などは実物を見たが、人も寝れるのではないかという大きさ。もちろん窓だって立派。その姉が、自作した風見犬が大変具合がいいので、そちら用にも作るから、図を送れとのメール。たまたま、電話横のメモに、料理人であるカミさんの殴り書きのような絵があったので、それを元にマンガのような図を描き、郵送。数ヶ月後、50cm程の大きな木製の風見猫が送られてきた。あとで聞くと、先生から、プロ(木製家具のデザインなどをしているから木工に詳しいだろう、と)に送るのだからそれではダメだと,プロペラの所など何度も手直しさせられたらしい(笑)。我が家は、東側は2km程なんにもない風が強い所。おかげで、その風見猫少し風が強いと、そのまま飛んで行くのではないかという程、ブンブンと回る。

左の猫の絵は料理人のメモ書き。右が原寸絵。目耳猫。
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高さ1.5mほどの杭に上に鎮座。雨の日は取り外すという過保護猫でもある。
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by hararana | 2010-01-31 14:55 | その他の話 | Comments(4)

環境整備デー。

昨年壊れて新しいものを入れた模型製作用の卓上丸ノコ盤。壊れたモノは処分したが、アルミ鋳物の定盤だけは、使えそうだと取っておいた。それを使って、大きなものをカットする場合用の延長定盤を製作。木製で足を作りガイド定規がそのままスライド出来るように、高さを合わせガイドピンを付ける。普段はその台は多目的に使えるし、延長定盤として使う時はクランプで止めればOK。ハハハ、うまくいった。と言っても、ほとんどの人には不要なモノなので、それがどうした、ということでしょうが。


なかなかしっかりしたアルミ定盤。貴重なパーツですな。
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奥のピンがミソ。今は木製だが、あとで金属製にしなくては。
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う〜む、一気に広がった定盤、こりゃいい。
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ついでに,羽川さん考案の安全正確カット治具も製作。これは、ストッパーや定規などを付けて、もう少し手を加えなくては。
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by hararana | 2010-01-23 17:43 | その他の話 | Comments(0)

<TANA> project

モノを置く台、それを立体的に構成したものが<TANA>タナ。
なんとイージーな定義だ。(笑)
家具のデザインの仕事は、対メーカーとの仕事が多いのだが、単にクライアントからの依頼テーマに沿ったものだけでなく、こちらからクライアントへ新しい企画を提案することもある。昨日展示会が終わったプロジェクトもそう。もともと書棚などを製作しているメーカーの仕事。その会社が持つ技術、生産体制、開発力、一番はTopの新しいモノへのチャレンジ意識などを考えて、<タナ>をテーマに展示会をやろうと、企画を示したのが昨年秋。その時、すでに開発スケジュールや、展示イメージも出した。それから2ヶ月。商品が完成したのは展示会の前日。かなりタイトだだったが、なんとか発表までこぎつけた。しかし、ちゃんと模型で検討したり、何度も検討会をしたりと濃いプロセスを経てるので、完成度はある。展示会用のパンフレットも制作している。展示プランも当初にイメージした通り。いままでのそのメーカーが持っていた顧客以外の層を取り込むという計画の第一段階としては効果があった展示会。このトライを数回続ければ、確実にメーカーはイメージチェンジが出来、新しい顧客は獲得出来る。今回開発した商品は全部で7タイプ。そのうち2タイプはメーカーの若いデザイナーと今までそのメーカーと仕事しているデザイナーのデザイン。但し、すべての商品は検討会の中で、みんなの意見が入っており、それも商品力を高めている。私のデザインにおいても、ポッと出た案でなく、いままでずっと考え、模型やスケッチで温めておいたものを、再考して提案したものがほとんど。デザインには熟成期間も又必要。
このメーカーの若い社長は、新しい分野(メーカー直の家具のネット販売)で実績を上げ、ベンチャー企業のセミナーなどの講演にもよくかり出されている。これからのメーカーのあり方などにおいては話が通じやすい。又、工場の現場にも、何人も若い開発担当社が頑張っており、確実にチェンジ、発展していく予感がする。

企画書提案後2週間目にはもう模型で検討会。
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商品名は「組棚」「増棚」「曲棚」「帆棚」「浮棚」「生棚」「棒棚」
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これは無限に増せるという、好評だった「増棚。なんの変哲もないようだが、見えないジョイントにデザインがある。10年以上前から考えてたディテール。
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by hararana | 2010-01-15 16:28 | デザインの話 | Comments(0)

実に信用ならないモノ達。

年末年始の休みなど、一年の区切りというわけで、掃除などもするのだが、普段出来ない書類の整理などもやったりするので、休みだかなんだかわからなくなってしまう。まことにツカレマス。もう一つ、パソコンの中身も大掃除。そして、いつ壊れるか実に信用ならないパソコンの為に、外付けのハードディスクや、CD-R、DVD-Rなどの記憶メディアにデータのバックアップもしておく。しか〜し、思うのだが、このバックアップデータだっていつまで役にたつのか?現にたかだか10年前に使ってた、フロッピーディスク、MOなどは、残っていてもそれを動かすドライプが今のパソコンには入ってないのだから、化石メディアとなっている。そのうち、外付けのハードディスクに接続するUSBやfirewireのポートだって、なくなるぞ。というわけで、ほんとに必要なことは紙に書いたり、プリントアウトしたものをファイルしておくのが一番確実。それに、そのほんとに必要なものって、そんなにないでしょ。仕事のデータ?いや、創造する仕事では、過去の仕事や、参考資料なんて、却って足かせになるのかも知れないだろ。ということで、こんな信用ならないパソコンやその周辺は、いつなくなってもいいような、暮らし、仕事をせねばと思いつつ,早や一月も一週間が過ぎてしまったのか。

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フロッピーディスクドライブや、MOメディアなんて持ってたって何の役に立つのか?今時古いタイプの外付けHDだが、ほんとに必要なものだけバックアップするのは不自由なし。しかし、いつまで使えるか?
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紙に書いたもの、コピーしたものをファイルに。安心だなぁ。解り易いなー。
手書きの図面、模型の写真をプリントアウトしたもの。実に思考とシンクロするなー。
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by hararana | 2010-01-06 18:37 | その他の話 | Comments(2)