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「ハラハラ帳」
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2010年 01月 31日
デザイン学校(FDS)の卒業制作の時期。最後の追い込みで、学生は連日夜遅くまで木の粉にまみれて奮闘中。自分でデザインした家具をボードやモデルでプレゼンテーションするのだが、数年前から実材で実物の大きさで作りたいという学生が続出。木製、金属、プラスチックなど、工場設備があるところだといいのだろうが、ここは赤坂、福岡市の中心部。で、この時期は普段の教室が工場化。ドンドン、ガーガーと、いやまったく、他の教科の教室に申し訳ない。しかし、プロダクトデザインは卓上から生まれるものでなく、作って始めて解ることが多い。やりたいという学生には大いにやらせる。ま正直、製作に付き合うのは非常に大変なのだが(笑)。DIYの店などでは手にはいらない材料がいろいろと必要な場合もある。仕事上で付き合いのあるメーカーに協力を仰ぎ、安価に仕入れてもらったり、無償で提供してもらったりと、時には学生をメーカーに連れていくこともある。日頃、パソコン作業には慣れてる学生達も、木の粉にまみれ、人の製作を手伝ったり、始めて経験する作業も多い。しかし、それが後で、糧として生きてくるし、懐かしい思い出ともなるはず。優しいワタクシ、つい「そこ!、違うだろっ!」と怒鳴ってしまうのである。卒制審査日まであと10日。くれぐれも怪我だけはするな〜。
FDS卒業制作展 環境デザイン科は2/10(水)〜2/16(火) デザインでも、モノ作りの現場ってのは、大変なんデス。 ![]() 内田突板さん、大きな突き板何枚もご提供有り難うございました。 ![]() 2010年 01月 31日
風見鶏ではない、猫である。対馬に姉が居るのだが、もう随分前から近くの木工の教室に通っていて、いろいろと作品の写真を送ってきたりする。先生が元大工さんで、結構、厳しいらしく、先ず、授業の始めはカンナの刃研ぎから始まるという事。なかなか本格的。歳をとってモノを創るという趣味を持つのも、又よろしい。作品の犬小屋などは実物を見たが、人も寝れるのではないかという大きさ。もちろん窓だって立派。その姉が、自作した風見犬が大変具合がいいので、そちら用にも作るから、図を送れとのメール。たまたま、電話横のメモに、料理人であるカミさんの殴り書きのような絵があったので、それを元にマンガのような図を描き、郵送。数ヶ月後、50cm程の大きな木製の風見猫が送られてきた。あとで聞くと、先生から、プロ(木製家具のデザインなどをしているから木工に詳しいだろう、と)に送るのだからそれではダメだと,プロペラの所など何度も手直しさせられたらしい(笑)。我が家は、東側は2km程なんにもない風が強い所。おかげで、その風見猫少し風が強いと、そのまま飛んで行くのではないかという程、ブンブンと回る。
左の猫の絵は料理人のメモ書き。右が原寸絵。目耳猫。 ![]() ![]() 2010年 01月 23日
昨年壊れて新しいものを入れた模型製作用の卓上丸ノコ盤。壊れたモノは処分したが、アルミ鋳物の定盤だけは、使えそうだと取っておいた。それを使って、大きなものをカットする場合用の延長定盤を製作。木製で足を作りガイド定規がそのままスライド出来るように、高さを合わせガイドピンを付ける。普段はその台は多目的に使えるし、延長定盤として使う時はクランプで止めればOK。ハハハ、うまくいった。と言っても、ほとんどの人には不要なモノなので、それがどうした、ということでしょうが。
なかなかしっかりしたアルミ定盤。貴重なパーツですな。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2010年 01月 15日
モノを置く台、それを立体的に構成したものが<TANA>タナ。
なんとイージーな定義だ。(笑) 家具のデザインの仕事は、対メーカーとの仕事が多いのだが、単にクライアントからの依頼テーマに沿ったものだけでなく、こちらからクライアントへ新しい企画を提案することもある。昨日展示会が終わった このメーカーの若い社長は、新しい分野(メーカー直の家具のネット販売)で実績を上げ、ベンチャー企業のセミナーなどの講演にもよくかり出されている。これからのメーカーのあり方などにおいては話が通じやすい。又、工場の現場にも、何人も若い開発担当社が頑張っており、確実にチェンジ、発展していく予感がする。 企画書提案後2週間目にはもう模型で検討会。 ![]() ![]() ![]() 2010年 01月 06日
年末年始の休みなど、一年の区切りというわけで、掃除などもするのだが、普段出来ない書類の整理などもやったりするので、休みだかなんだかわからなくなってしまう。まことにツカレマス。もう一つ、パソコンの中身も大掃除。そして、いつ壊れるか実に信用ならないパソコンの為に、外付けのハードディスクや、CD-R、DVD-Rなどの記憶メディアにデータのバックアップもしておく。しか〜し、思うのだが、このバックアップデータだっていつまで役にたつのか?現にたかだか10年前に使ってた、フロッピーディスク、MOなどは、残っていてもそれを動かすドライプが今のパソコンには入ってないのだから、化石メディアとなっている。そのうち、外付けのハードディスクに接続するUSBやfirewireのポートだって、なくなるぞ。というわけで、ほんとに必要なことは紙に書いたり、プリントアウトしたものをファイルしておくのが一番確実。それに、そのほんとに必要なものって、そんなにないでしょ。仕事のデータ?いや、創造する仕事では、過去の仕事や、参考資料なんて、却って足かせになるのかも知れないだろ。ということで、こんな信用ならないパソコンやその周辺は、いつなくなってもいいような、暮らし、仕事をせねばと思いつつ,早や一月も一週間が過ぎてしまったのか。
![]() ![]() 手書きの図面、模型の写真をプリントアウトしたもの。実に思考とシンクロするなー。 2009年 12月 25日
女性にネジの話をしても、まったく反応はない。ネジというのはロジカルなモノなので、物事を感覚的に考える女性の思考とは相容れないものだろう、という自説。ワタクシ、ネジとか歯車が好きである。大好きだ。昔山形市にS鋲螺というネジやボルトの専門店があったが、そこのカウンターに、60cmx1m程のガラスケースがあり、その中には、半端モノのボルトやナット、小ネジなどがビッシリと数千個?。それを眺めるのが好きであった。できるものなら、これ全部欲しい、と。そんなわけで、10年程前にキッカーランドのcrankyや、bongaを始めて見た時は、歓喜した。まるでアナログの時計の中をみるような、むき出しのメカ。メカニズムによって何かを作るのではなく、メカニズムそのものがオモチャという新しい観点が面白かった。いまでも、食卓で時々、まるで食前の儀式のように意識するまでもなく動かして見る。なかでもcritterが一番のお気に入り。
![]() ![]() ![]() ![]() kikkerlandはニューヨークの会社。MOMAのコレクションなので、美術館のshopなどには結構置いてある。 2009年 12月 11日
前にガッコウ(FDS)の学生が授業中にデザインしたベンチがコンペで賞を取った話をしましたが、そのベンチが実際に設置されたパンフレットを貰いました。ちゃんとデザイナーのネームプレートも入っているそう。杉の角材をそのまま使ったなかなかいいベンチ。まだまだ、公園など公共的な場所のベンチには、デザインが入る余地はたくさんある。
ベンチと言えば、カナダに住む友人シバタくんから、以前送られてきたベンチの写真。「メモリアルベンチ」と呼ばれて州立公園などに設置される(家族が思い出に故人の名前で寄贈されるものが多い)ベンチが、自分達がいつもお世話になっている公園に計画され、いつもこの場所で癒されたこともあり、感謝の意味を込めて寄贈したということ。これにも、ネームプレートがついており、この場所とベンチはずっと記憶に残るはず。 我が事務所近くの公園には、スプレーで落書きされたベンチ。ベンチに対しての思い入れがない為か‥。ま、ベンチにだけじゃなく、公共というものに対していろいろと考える。 ![]() 下はカラマルカ湖を見下ろす散歩道に設置されたシバタベンチ。 ![]() 2009年 11月 23日
原デザイン室の仕事は、家具を中心としたプロダクトデザインが主です。但し、大きな開発では住宅のプロジェクトから、逆に小さなモノでは、家具の引手などのデザインも行っています。その中で今回は小さな話し。
家具用の金物メーカーの依頼で、コツコツと開発を続けていた家具用の引手などのハードウェア、すでに一冊のカタログが出来る程の量になってしまいました。機能をカタチにするという点では、なかなかこのデザイン領域も面白い(但し、装飾のデザインはワタクシの仕事の範疇外)。直接手に触れるものなので、まず木などで原寸模型を作りながら試作、それから図面を起こし、金物での削り出しの試作(製作はほとんど海外)、そのプロセスを経て量産には型を起こして製作ということになり、商品になるまでにはやや時間が掛かります。コストの面もあり、日本での開発はほとんどなされてない状況。そんなところに逆に日本発デザインの仕事する余地があるものです。 家具の産地の展示会などに行くと、我々(メーカーと)の開発した商品があちこちに使われている。これは面白い状況。一番売れたモノものはもはや数万個は生産されたでしょう。来年はこの仕事、も少し時間を使ってリキをいれてやりたいな、と。 あ、原デザイン室、ビジュユアルデザイン(カタログなどのグラフィック、Webデザインなど)の仕事もやらなきゃならいんですよね。ホント、ヤレヤレです。 木型を作って、図面を描いて、試作の繰り返し。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2009年 11月 11日
という程大げさなものじゃないだが、大事な木工機械が壊れて新規購入。当事務所ではプレゼンや、スタディの為、絶えず模型を製作しているのだが、その時に一番活躍するのが卓上丸鋸盤。すなわち木材を真っすぐや、正確な寸法,角度に切る機械です。イメージをつかむ為に模型をつくるわけですので、それが不正確な形状や作りが悪かったりすると、どうしようもない。だから現物と同様に機械で正確に加工する事が大事なこととなります。機械の調子が悪くなり修理にだすこと2ヶ月、昔の型だったので、それに合うモーターを探すのに手間が掛かったらしい。が、修理不可能との診断。ま、10数年も酷使したから仕方ないか。新しいのを、ネットで一番安価なところから購入(ネットショッピングの利点はモノがわかって、メーカーの保障が効くものであれば、もうクリック一つで数日後には配達されるということ)。さてと、しばらく作れなかった模型の製作も溜っているなぁ。
手で加工したんじゃ、こんな簡単なものでも、ちゃんとしたカタチにはできない。 ![]() ![]() 2009年 10月 26日
組長である、指定暴力団ではないが(又か、シツコイ)。今年は町内の神社の2年に一度の神事がある日。神社から400m程離れたあたりの道横の田んぼの中に、祭場があり、そこの管理は我町内組合の受け持ち。神事の前週から草刈りをして整備、当日は早朝より町内の竹林から18本の竹の切り出し、この祭場の飾り付けをする。(注連縄<しめなわ>、菰<こも>などは、7年に1度編む役が回ってくる)。その後、神社より、古代衣装を着た役の人、ご神体入りの神輿、楽隊、旗持ちなどの行列に参加。祭場まで練り歩いた後、ここで五穀豊穣を祈願する儀式を行うわけである。近くには古墳があちこちに見える。雰囲気はとても数百年の古さと言うよりまるで弥生時代から平安時代までの感じ。農家でもないたかだか20年ほどの新参者のワタクシの参加する祭事ではないが、なんせ組長である。いろいろと役は回るのである。この祭事が済むと神社の本殿で「なおらい」。そう、一杯やるわけデス。で、その酔いが覚める間もなく、こんどはその境内で、町内の人が集まっての奉納運動会。7組合の対抗なので盛り上がりもある(なんせ、前週からそれぞれの組は、夜、特訓練習をしておる)。ま、運動といっても、大縄飛びや、丸太切りなどのお笑いもあるオリンピック外競技であるが。それも選手を取り仕切る。で夕方、これで終わりと思いきや、ここからが大変。各組それぞれにこんどは「打ち上げ」と称する宴会へと突入。仕出しの弁当には刺身がないと文句がでる。酒が足りないと文句がでる。我組は近所の空手道場を借りての総勢60名の宴会。それも取り仕切きる。挨拶もする。なんせ組長である。秋の一日は長かった。
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